直射日光、32℃。暑い。
脳梗塞で右手足不自由な76男は25日、
JR福島駅東口に立った。
利き手の右が使えない。
ポールに旗を通す。幟を鉄柱に縛る。ポスターを貼る。
40分は掛かる。五体満足でも慣れるまで大変な作業だ。
冬の辻立ち準備は過酷だった。
素手で作業をする。手袋だと細かい動きが出来ない。
左手が氷のように冷たくなった。
痛くなった。無感覚になった。
脳梗塞男はワイヤレススピーカーのマイクを握った。
年金をコツコツ貯めやっと手に入れた“宝物“だ。
消費税社会保障財源の嘘。緊縮財政の大問題‥。
ゆっくり口調。分かり易い説明。誠実さと情感が伝わる。
“名調子“になった。昨年夏に比べると月とスッポンだ。
一瞬、滑らかな口調が止まった。
マサカ、真坂、持病の脳梗塞の再発!?
脇に立つ級友の癌男の頭をよぎった。
間もなく次の言葉につながった。
誰にもある寄る年波での言葉の詰まりだった。
(心配させやがって!)
脳梗塞男はスーパー大手の管理職だった。
お客様第1の人生だった。腰は低い。
街宣では普通「ご通行中の皆様」から始める。
だがスーパー男の街宣隊長は最初の頃「お客様」と時々、
呼び掛けた。(笑)
政治、社会は必ず変えられる。
金はねえ、大会社、大労組、大宗教もねえ!
あんのは名もなき、ど庶民のボラばっかりだ!!!
ど庶民ボラが2年半で5人の衆参議員を誕生させた。
素人のど庶民ボラが政治にタッチ出来た生の体験だ。
人生最高の自信になった。
ボラたちが作る政治。市民の政治。
中学高校で学んだ政治が史上初めて実践に移された。
ボラが燃えないはずはない!
夏の陣に向け、獅子奮迅は目を見張る。
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